極東ペンギン


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by kimy_kimy
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小説バトン


みつ少年による第三章
斉藤少年による第四章
イノッピオによる第五章


Long story-6

…は?
これ、私のカバンじゃないじゃん

私は盛大なため息とともにその場にしゃがみこみたくなった。
どうやらカバンを誰かのと間違えて持ってきたらしい。
色と形が微妙に似ているが、中身が完全に違ったのだ。

お財布とケータイしか入ってないはずのカバンの中には、鍵のついた金庫のようなものと一冊のノートが入っていた。
コートを試着した時にカバンを下に置いたから、たぶんその時入れ違いになったのだろう。

…ついてない。
このままにしておくわけには……いかないだろうな、やっぱり。

とりあえず試着した店に行こうと踵を返した。
私のカバンは無事かな。
もしかしたら相手が、スリ目的でわざと入れ替えたって可能性もあるし。
財布いれっぱとかヤバイよね。
中身はそんなに入ってないけど、カードとかあるからさぁ。あーあ。
歩きながら今自分が持っている、見知らぬ誰かのカバンの中身について考える

金庫と、ノート。

ヘンな組み合わせ。
だいたい金庫ってなに、普通そんなもの持ち歩く?
だんだん胡散臭くなってもう一度カバンを開けてみる。

ノート。黒いノート。
金庫の中身は何だろう。
普通はお金が入っているよな。だって金庫だし。
金庫かぁ。金庫だよ?さぁどうぞ開けてくださいといわんばかりじゃないか。
どうせ鍵がかかっているんだし、と好奇心に負けて鍵を探ってみる。
予想に反してあっさり開いてしまった。
金庫の蓋が外れて中身が少しこぼれ落ちた、その時



「あの、すみません」
後ろから呼び止められて振り返る

「そのカバン、俺のなんだ」
少し高めの声、頭の中で何度も思い描いた姿



―――――あの人だ。

電車の中で出会って以来幾度となく私の心に現れる、あの人。
心臓が口から出そうになるのを無理やり飲み込んだ。
声が、出ない。

とりあえず私は凝視してしまっているその人から目線をはずそうとした。
無理だったけど。

「あの?」
彼は私をわかっていないようだ。
当然だが少し悲しくなる。

混乱する頭を叱咤してなんとか答えようとする。
「あ、すみませ、」

「中、見ちゃった?」

彼の高めの声が穏やかに言葉をさえぎった。
”にっこり”
効果音が聞こえてきそうな完璧な笑顔。

でもなんだろう。

背中に薄ら寒いものを感じた。

何かが引っかかる。

そうだ、

さっきちらりと脳裏に焼きついた金庫の中身はなんだった?





カバンを抱える腕が震えた

心臓は、さっきとは別の理由で高鳴っている







To be continued...

                                             



<”long story” バトン  注意事項>
 ・次に回す人を1名指名すること
 ・回す人を増やすのは構わない
 ・文章は15行以上書かなければならない
 ・全年齢の人が読めるものではいけない
 ・指名された方は3日以内にアップすること。出来なかったら前の文を書いた人が別の人を再指名。
 ・自分勝手に話を進めて受け取った人は 自分の文才で上手つなげること。

ん?全年齢の人が読めるものではいけない?
読めるものでなくてはならないだよね?キムこまるよ。


次はtetsuさんです!
金庫の中身しだいでまだどの路線にも変更できると思います☆
こんなんでいい?
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by kimy_kimy | 2006-02-11 11:14
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